
概要
「マツヤ」は「魚」という意味で、yogaの古典テキストである、「ゲーランダ・サンヒター」に掲載されています。また、インド品質向上委員会(QCI)が推奨しており、知名度の高いアーサナの一つです。
テクニック
やさしい マツヤ・アーサナ
- 両足を伸ばして座ります(ダンダ・アーサナ)

- 片肘ずつ後ろの床につき、 両肘を支点として胸と喉を天井側に上げていき、頭頂近くの後頭部を床につけ、背中を弓なりに反らせます。


- ゆっくり背中、後頭部を床に戻し、シャバ・アーサナで休みます。


hiromi
まずは、やさしいマツヤ・アーサナを無理なくできるようになってからマツヤ・アーサナの練習に入りましょう。

hiromi
胸が上がらない場合はクッションやブロックを床に置いてから後ろに倒れましょう。

マツヤ・アーサナ
- 両足を伸ばして座ります(ダンダ・アーサナ)

- 片方の膝を曲げて、反対側の太ももの上に足を乗せます。
- 同じ様にもう片方の足も反対側の足に乗せて、両足を固定しま(パドマ・アーサナ)

- 片肘ずつ後ろの床につき、背中を床につけて仰向けになります。
- 両手を逆手にして床を押しながら喉、胸を天井側へ上げていき、頭頂近くの後頭部を床につけ、背中を弓なりに反らせます。

- 手で足の親指をつかみ、しばらく快適に保ちます。
- ゆっくりと逆の順番にほどいていき、シャバ・アーサナで休みます。


Aさん
パドマ・アーサナが組めません。

hiromi
アルダ・パドマ・アーサナから入りましょう。その場合、6番の「親指をつかむ 」は省略してください。
効果
- 頸椎を柔軟にする
- 甲状腺と副甲状腺を健全に保つ
- 腹部の内蔵機能を高める
- 胸を広げ、呼吸を助ける
- 脳下垂体の働きを活性化する
教室風景
ヴィパリータ・カラニ、サルヴァーンガ・アーサナ、ハラ・アーサなどの「喉のムドラー」が入るアーサナの後にマツヤ・アーサナをすることで、甲状腺機能をより高めます。普段から猫背の方は、胸が上がりにくく、無理をすると腰や背中に痛みが出ます。低めのクッションを背中にひくことから始めて、徐々に慣らしていってください。マツヤ・アーサナ後のシャバ・アーサナで息が胸にスムーズに入ってくる気持ち良さを感じましょう。
まとめ
マツヤ・アーサナは焦らず、やさしい方から始めましょう。「きれいな魚になりたです」と言われたことがありますが(笑)、魚も赤ちゃんの時はぎこちなく泳いでいたと思います。泳いでいて楽しい=ポーズをとっていて楽しい、が、やがて大海をはねる魚になることでしょう^^
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