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左の尻の横に右の踵を置き、右の尻の横に左の踵を置く。これは牛の顔に似ているゴームカ・アーサナである。
ハタ・プラディピカー
概要
ゴーは牛、ムカは口、顔という意味で、座法の一つです。古典テキストのハタ・プラディピカー、ゲーランダ・サンヒターに掲載されています。現代では腕を背中に回しますが、いずれのテキストにも腕のことは触れていません。いつ頃から腕を回すようになったのかは不明です。今回は3つのテクニックをご紹介します。
テクニック
テクニック①
- 両足を伸ばしてまっすぐ座ります。

- 左足を曲げ、右足の下に通して、お尻の位置を安定させます。

- 更に右足も曲げて、左膝の上に右膝を乗せます。

- 両足をお尻に引き寄せ、目を閉じて姿勢を保持します。

広美
膝が重ならない時は楽な位置で保持しましょう。
体や呼吸に意識を向けます。
テクニック②
- 右手を上げ、背中に下ろします。左手は下から背中に上げていき、手を組みます。

広美
手が組めない場合は、楽なところで保持するか、タオルを掴みましょう。
- 目を閉じて、体や呼吸に意識を向けます。
テクニック③
- テクニック②の姿勢から、息を吸いながら上体を反らし、吐きながら前屈していきます。しばらく快適に保持します。

- 息を吸いながら上体を起こしていき、吐きながら腕を下ろします。
効果
教室風景
骨盤や肋骨の歪みがご自身で確認でき、セルフケアに役立ちます。どれだけ体が柔らかいかよりも、左右の違いが少ない方が安定しています。
まとめ(一言)
膝が重なっている状態を正面から見た時、牛の唇に似ている所から「牛面のポーズ」と名付けられたそうです。もしも膝がずれていても、草を食べている時の牛の唇を想像して楽しみながらヨガをして下さい。
「楽」に思考をシフトすると、体も心も緩みます^^

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