
概要
ヴィパリータは「逆さの」、カラニは「行為」という意味です。
両足を上げて、下半身を逆さにします。正式名称をヴィパリータ・カラニ・ムドラーと言い、喉にムドラー(圧力)がかかるアーサナです。
両足を上げるアルダ・ハラ・アーサナの練習をしてから行って下さい。
テクニック
- 仰向けになり、両手足を揃えます。

- 両足を30度くらいまでゆっくりと上げて、2~3秒保持します。

- 次に60度くらいにまでゆっくりと上げて、2~3秒保持します。

- 更に90度くらいまでゆっくりと上げて、2~3秒保持します。

- 腰を床から持ち上げて、両手で支えます。無理のない範囲で、両足と肘が垂直になるようにします。


広美
喉のムドラー(圧力)を感じながら、自然呼吸もしくはウジャーイ呼吸をして下さい。
- 両足を頭の上に向かって下げ、両手の支えを外して、ゆっくりと腰と足を床に下ろします。
効果
- 血液の循環を促進します。また、静脈の血液が心臓に循環するのを助けます。
- 甲状腺を健康に保ち、老化を防ぎます。
- 精巣や卵巣の生殖器官を活性化します。
- 消化不良、便秘、ヘルニア、内臓下垂に良い。

教室風景・まとめ
初心者の方や、背骨が硬い方は、腰が床から上がらないかもしれません。その場合、両足を90度まで上げた状態で保持しましょう。
ヨガをする時は空腹が望ましいのですが、特に逆転のポーズをする時は、胃腸を軽い状態にしておきましょう。
空腹でのヨガを体験すると、とても快適なので、ヨガ前に「食べたい」と思う気持ちが段々と薄れていきます。
